山本屋本店と山本屋総本家の違いとは?味噌煮込みうどんの元祖はどっち

山本屋本店

味噌煮込みうどんは、名古屋を代表する郷土料理の一つです。この料理は専用の土鍋で提供されるのが特徴で、固めの麺と濃厚な味噌ベースのスープが特徴です。

名古屋には「山本屋本店」と「山本屋総本家」という二つの有名な味噌煮込みうどん店がありますが、この2つの店舗ん違いは何?時になる方も多いでしょう。この記事では、山本屋の違いや特徴についてご紹介していきます。

シロ
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《餃子の王将》と《大阪王将》みたいな感じ?

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う〜ん・・・

この記事の内容
  • 山本屋本店と総本家の違い・関係・歴史
  • 山本屋大久手・町田・味噌は何?・総本家は最悪?
  • 山本屋本店のメニュー・おすすめ店舗

山本屋本店と総本家の違い

【味噌煮込みうどん】山本屋と山本屋総本家どちらが元祖?オススメは?

山本屋本店山本屋総本家は、名古屋の代表的な味噌煮込みうどんの両雄とされていますが、その提供する料理の内容と特色には違いがあります。

まず、タマゴの扱いに違いが見られます。山本屋本店では、うどんにタマゴがデフォルトで含まれており、その濃厚な味わいが特徴です。対照的に山本屋総本家では、追加料金でタマゴ入りにすることができますが、基本的には別途追加するスタイルです。

味の面では、山本屋本店はシンプルながら味わい深い味噌スープが特徴で、特に期間限定の「牡蠣入り味噌煮込みうどん」が人気のメニューとして挙げられます。この店は1907年に名古屋市中村区で創業し、東海地方に14店舗を展開しています。

一方、山本屋総本家では、愛知県岡崎産のカクキュー八丁味噌と地元名産の白味噌をブレンドしたコクのある味噌だしを使用しています。うどんは国内産の小麦粉を100%使用し、かための食感が特徴です。看板メニューには「おしながき」も含まれ、味噌おでんも評判が高いです。

これらの違いは、同じ「山本屋」という名前を冠していても、それぞれの店舗が独自のアプローチで顧客の期待に応えていることを示しています。

ただ、味は似ているので、県外の方が食べるとあまり違いはわからないかもしれません。

  • 山本屋総本家と山本屋本店の関係
  • 山本屋本店と山本屋総本家の歴史
  • 山本屋本店の創業者
  • 山本屋総本家の歴史

山本屋総本家と山本屋本店の関係

「山本屋総本家」と「山本屋本店」は、名古屋における味噌煮込みうどんの二大巨頭とされています。一般的に「本店」と「総本家」という名称から系列店のように思われがちですが、実際には全く関係のない別の会社です。それぞれの店舗は独自の歴史と特色を持ち、異なる創業背景から成長してきました。

山本屋本店と山本屋総本家の歴史

味噌煮込みうどんの歴史

「山本屋本店」と「山本屋総本家」は、どちらも名古屋名物の味噌煮込みうどんを代表する店舗ですが、それぞれ異なる歴史的背景を持っています。

山本屋本店は、明治40年に「山本にこみ」という店を島本万吉が買い取り、その後屋号「山本屋」を使用し始めたことが始まりです。この店舗は、昭和27年に乾物商の市村彦一郎が開業し、翌年島本氏から屋号を使用する許可を得て正式に「山本屋本店」となりました。

一方、山本屋総本家は大正14年に島本夫妻から店を受け継いだ町田雪枝と守一夫妻が運営を開始し、「山本屋総本家」へと屋号を改めました。町田夫妻の4人の子供たちが店を受け継ぎ、それぞれが店舗を拡大し、味噌煮込みうどんを名古屋名物として確立しました。昭和29年には合資会社山本屋が設立され、昭和44年には「山本屋食品株式会社」として再設立され、その後「株式会社山本屋総本家」と改称しました。

この2つの店舗は、同じ「山本屋」という名前を冠していますが、創業者や歴史の流れ、運営形態において異なる経緯を持つため、それぞれの店舗が独自の味とサービスを提供しています。

山本屋本店の創業者

山本屋本店の創業は、二人の重要な人物、島本万吉と市村彦一郎によって築かれました。島本万吉は明治40年に「山本にこみ」という店の名前を買い取りました。これが後の山本屋本店の始まりとされています。一方で、市村彦一郎は1952年に名古屋の大須で鰹節の卸売業からうどん店を開業し、翌年、島本氏から「山本屋」という店名を使用する許可を得て、店舗運営を正式にスタートしました。この二人の貢献により、今日の山本屋本店が存在しています。

山本屋総本家の歴史

山本屋総本家の歴史は、1925年(大正14年)に名古屋の大須地区で「山本にこみ」という店を島本万吉とその妻きぬが引き継ぎ、その後改名して始まりました。島本夫妻には継ぐ子がいなかったため、彼らの下で働いていた町田雪枝とその夫守一が店を継ぎ、「山本屋総本家」として新たに発展させました。彼らの子供たちもこの事業を引き継ぎ、店を拡大していきました。昭和29年には合資会社山本屋が設立され、その後昭和44年には「山本屋食品株式会社」として再設立され、昭和50年には現在の株式会社山本屋総本家として事業を展開し続けています。この歴史的背景が、山本屋総本家の味噌煮込みうどんとその他の製品の質の高さを支えています。

山本屋本店と総本家の違いがわかったら

味噌煮込みうどんの歴史-2
  • 山本屋との違いは?山本屋大久手
  • 山本屋町田との違い
  • 山本屋総本家の味噌は何ですか?
  • 山本屋総本家は最悪?
  • 山本屋総本家の東京店舗は閉店
  • 山本屋本店で卵を追加するには?
  • 山本屋本店のメニュー
  • 山本屋本店のおすすめ店舗
  • 味噌煮込みうどんといえば麺は固いのが普通
  • 味噌煮込みうどんの食べ方
  • 《山本屋本店》と《山本屋総本家》どっちがおすすめなの?

山本屋との違いは?山本屋大久手

山本屋大久手は、名古屋市内に存在する他の山本屋とは異なる特色を持っています。この店舗は、山本屋総本家の直系であり、創業者島本万吉の孫である浅井昭代が夫と共に立ち上げました。山本屋大久手は、初代の伝統を重んじ、手打ちうどんにこだわり続けています。特に、創業当初からの製法を守りつつ、時代に合わせた新しい試みも積極的に行っているのが特徴です。そのため、伝統と革新が融合した独自の味わいを楽しむことができる店舗として注目されています。

山本屋町田との違い

名古屋名物の味噌煮込みうどんを出すお店で「山本屋町田」も存在します。この店は、こちらは2代目山本屋の町田守一の孫が店主として、毎朝手打ちする麺と全て手作りの料理を提供しています。他の山本屋と比較して、山本屋町田は特に手作りの温かみと、伝統を重んじるこだわりが感じられる点が大きな違いです。価格も手頃でアクセスしやすく、地元の人々に愛され続けている理由もこの独自性にあります。また、この店の味噌煮込みうどんは、深い味わいと独特の風味で訪れる人々を魅了しています。

山本屋総本家の味噌は何ですか?

【味噌煮込みうどん】山本屋と山本屋総本家どちらが元祖?オススメは?

山本屋総本家では、使用されている味噌にもこだわりがあります。地元愛知県産の豆を使った深い味わいの味噌を使用しており、それが味噌煮込みうどんの風味を一層引き立てています。

山本屋総本家は最悪?

山本屋総本家に対しては、接客態度や料理の質について否定的な口コミが見られます。特に、接客が雑であるとか、忙しい時に顧客に対して不適切な圧力をかけるといった指摘があります。また、料理についても、麺が硬く、生煮えと感じる人もいますが、この食感は山本屋総本家の特徴的なスタイルであるため、好みが分かれる点です。価格設定に対する不満もあり、これらのフィードバックは店舗の改善に向けた重要な意見となります。

山本屋総本家の東京店舗は閉店

山本屋総本家の東京店舗が閉店したとの報告があります。この店舗は、多くのファンに愛されていましたが、営業を終了しています。東京地区におけるこの閉店は、地元のファンや訪れた観光客にとっては残念なニュースです。閉店の具体的な理由についての詳細は公表されていませんが、経営戦略の変更や市場環境の変化が影響している可能性があります。今後、山本屋総本家が他の地域で新たな展開を見せるかどうか、注目されます。

山本屋本店で卵を追加するには?

【味噌煮込みうどん】山本屋と山本屋総本家どちらが元祖?オススメは?

山本屋本店では、味噌煮込みうどんに無料で卵を1個追加することができます。さらに、追加料金無しで最大2個まで卵を入れることが可能です。このサービスは、すべての店舗で提供されているので、どの店舗でもお試しいただけます。卵を2個追加すると、1個はうどんの中で楽しむことができ、もう1個はご飯に割り入れて雑炊風にして味わうことができます。卵好きな方には、この自由なカスタマイズが特におすすめです。卵を加えることで、濃厚な味噌煮込みうどんの味わいに変化を加えることができます。

山本屋本店のメニュー

山本屋本店のメニューは、多彩な種類の味噌煮込みうどんが自慢です。基本の「味噌煮込うどん」は1298円からと手頃な価格で提供され、地元名古屋コーチンを使用した「名古屋コーチン入り味噌煮込うどん」は2178円で、より豊かな風味が楽しめます。他にも、かしわ、天ぷら、黒豚ロースなどをトッピングしたバリエーション豊かなうどんがあり、それぞれのうどんには自家製の漬物が付いてきます。特に「スタミナもつ味噌煮込うどん」は2288円で、力強い味わいが特徴です。さらに、ごはんは並が220円、大が330円と、うどんと合わせて食べるのに最適です。メニューの詳細は公式ホームページで確認できます。

山本屋本店のおすすめ店舗

山本屋本店ではどの店舗でもおいしいうどんが食べられますが、特におすすめの店舗があります。Googlemapの評価が高い大門本店は、アクセスが便利で、サービスの質が高いことで知られています。栄本町通店と名古屋インター南店も評判が良く、接客が丁寧な点が評価されています。また、桜山店と一宮インター北店は、待ち時間が少なく快適に過ごせるので、訪れやすいです。これらの店舗は、美味しい味噌煮込みうどんを堪能するのにぴったりです。

味噌煮込みうどんといえば麺は固いのが普通

【味噌煮込みうどん】山本屋と山本屋総本家どちらが元祖?オススメは?

先述しましたが、最大の特徴は・・・ 麺がバリカタ!ということでしょう。きっと他県(東海地方外)の方が初めて食べたら・・・

『えっ!これ芯が残っててますけど、ちゃんと茹でてもらっていいですか?!』って感じになるでしょう。

でもそれが《味噌煮込みうどん》なんです!ご理解ください。

名古屋名物として有名になったせいか、注文時にもちゃんと定員さんが『麺が固くなっておりますにも茹でてもらえる事もできるみたいです。本場の味を楽しみたい方は、是非『そのままの麺の固さ』で食べてみてください。私も初めて食べた時は『えっ!麺カタッ!!』ってなりましたが、 これがヤミつきで美味しいんです。

味噌煮込みうどんの食べ方

アツアツの味噌煮込みうどんの食べ方をしっていますか?味噌煮込みうどんは専用の土鍋で提供されます。

この土鍋の蓋には穴がなく、この蓋を皿として使います。

少しずつ取り出し、冷ましながら食べてくださいね!『熱いの全然平気』という方はもちろん、そのままダイレクトに食べてもOK!

麺が固いからといって、『調理に失敗したうどんではありませんよ?』生のままの麺を茹でるのが【煮込みうどん】、茹でたうどんを煮るのが【鍋焼きうどん】なのです。みそ煮込みうどんは固いのです。《山本屋本店》の場合はほぼ生の卵がのってますので、汁と混ぜると味がまろやかになります。最初に混ぜてしまうのもいいですが、私は決まって半分ぐらい食べてから混ぜるようにしています。だって、どっちの味も楽しみたいから。

そして最大の注意点は、ラーメンなどどんな麺類にもいえますが、【汁跳ね要注意!】です。紙エプロンがあるお店では必ずもらいましょう!お店によってはおいていないところもあるので、注意が必要です。麺と具が食べ終わったら、そのまま【汁】を飲み干すのもよし。ご飯を残しておき オンザご飯で雑炊風もよし。ご飯オンザ汁でもよし。お好きな食べ方でフィニッちゃってください。この汁がまた格別にうまい。

味噌煮込みうどんのうどんは『塩』を使っていないので、見た目ほど味はこくありません。是非汁まで残さずに飲んでみてください。

《山本屋本店》と《山本屋総本家》どっちがおすすめなの?

では《山本屋本店》と《山本屋総本家》 どちらがおすすめなのか?ということになりますが、これは正直好みによってわかれてしまうでしょう。

ネットでも《山本屋本店》派と《山本屋総本家》派が存在していますし、個人差によるといったところでしょう。なので超個人的にですが・・・私は《山本屋本店》のがオススメです。こちらの味のが美味しいと感じます。

※あくまで個人の意見ですので、ご参考程度に。

山本屋本店と総本家の違い|まとめ

この記事では、山本屋本店と山本屋総本家の違いなどについてご紹介してきました。

ご紹介したこの記事のポイントを下記にまとめておきます。

  • 味噌煮込みうどんは名古屋の代表的な郷土料理で、専用の土鍋で提供される。
  • 名古屋には「山本屋本店」と「山本屋総本家」という2つの有名な味噌煮込みうどん店があり、それぞれ独自の特色がある。
  • 山本屋本店:
  • 麺には無料で卵を追加できる。
  • 味噌スープはシンプルで味わい深い。
  • 特に「牡蠣入り味噌煮込みうどん」が人気。
  • 山本屋総本家:
  • 卵は追加料金が必要。
  • コクのある味噌だしを使用し、かための麺が特徴。
  • 看板メニューに味噌おでんも含まれる。
  • 「山本屋本店」と「山本屋総本家」は系列関係ではなく、全くの別会社。
  • それぞれの店舗は独自の歴史と特色を持っており、違いを楽しむことができる。
  • 名古屋に訪れる際は、両店を比較してみる価値がある。

山本屋本店と山本屋総本家は、どちらも名古屋市の食文化に欠かせない存在です。それぞれに独自の歴史とこだわりがあり、同じ「山本屋」という名前でも全く異なる体験ができることが最大の魅力です。どちらの店も訪れてみる価値は大いにありますので、名古屋を訪れた際にはぜひ両店を比較してみてください。

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